2018年2月3日土曜日

差動真空管アンプの製作(途中)

どうも、久しぶりです。記事を書こうとして書くのをやめた記事が2つ有りますね。
さて、今回作っているのは差動増幅の真空管アンプです。

一応途中の画像ですが完成したものとほぼ同じです。見た目にこだわってみたので左右対称とかだったり、見えるネジをなるべく減らしてやったり、トランスの下に隠したりしています。また、画像では使っていませんがトランスカバーも購入して被せることになってます。

まずはメインの回路図です。


こちらがその回路。以前はシングルを作ったけど今回はプッシュプルがいいなあとか思っていたら差動になっちゃったという。

よく見かける差動増幅アンプの回路です。2つの807の間についているのは定電流回路です。LM317を使って定電流回路にしている人が結構いますがそれだと高周波特性が悪くなるんじゃね、ということでトランジスタとダイオードを使った回路になっています。ダイオードの順電圧からB-E電圧を引いた電圧が抵抗にかかります。抵抗に流れる電流はhFEとはほぼ無関係になるので(hFEが十分大きいのでIc=Ieとおける)この定電流回路を採用しました。計算上だいたい50mAほどです。



これがB電源用の回路です。整流用コンデンサがやたらと小さいですがわざとです。あまり整流しすぎるとMOSFETでの消費電力が大きくなるのでシミュレータで250Vを下回らない容量が3.3uFでした。秋月になかったので4.7uFになっちゃいましたが。
この回路がかなり優秀で遅延回路?も兼ねています。ヒーターが温まる前にB電源をいれるのは避けるためです。

C1とR8の時定数の値で立ち上がり時間を設定できます。この回路で大体実測10秒です。理論値通りですね。
また、リップルもかなり少ないです。


ch3の方はB電源のリップルです。出力に付けているコンデンサは47uFで実験しました。リップルは18mVp-pです。
ちなみにch2の方はC電源のリップルです。こっちはでかすぎるので流石に対策します。案の定ハムノイズが小さいながらも聞こえます。A電源もいい加減な整流してますが()
まあこいつらはちゃんとします。

また、ヒーター電源はトランスを使っていますがスイッチング電源に変えるつもりです。
807の2シリ2パラで12.6V1.8Aです。12V2Aのスイッチング電源を買いましたが突入電流は約12Aになって電源がぶっ壊れます。そこで定電流回路も入れようと思います。電球とかフィラメントは電源投入時に切れることが多いのでヒーター切れも防止できるかと思います(ゲッターがなくなる方が早そうですが)

ここまで書いておいてなんですがまだ片チャンネルしかできていません。こちらが満足できるような感じにできればもう片方も作ります。

ではでは。

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